内定本を読めば必ず内定が取れるのか?

就活ノウハウ

 

 

就職活動を行う際に内定本と呼ぶような内定を勝ち取るためのノウハウが書かれている本というのが流行っています。

 

就活を行う人であれば一冊は持っているのは当然、それどころか複数の本を購入して比較しながらノウハウを身につけていくというのは普通なのではないでしょうか。

 

ではその内定本をたくさん読んでいれば良い内定が取れるのでしょうか。そのノウハウを応用することで役に立つのでしょうか。

 

あくまで作者の一意見でしかない

 

就職の内定本、面接対策本などと呼ばれるような本はたくさんありますが、本当に役に立つのかどうか。

 

これは確かに読むことによって得られるものもあるかと思います。全く無知の状態で面接を受けて予想外の質問に何も回答できないという状態になってしまうのであれば良くありませんから事前にこのような対策本を読んで準備しておくというのはいいかもしれません。

 

ただしこのような本はあくまで作者の一意見でしかないものが多いです。複数の執筆者で書かれていたり編集部によって精査されていたいというのもあるとは思いますがそれでもあくまで一部の人の意見でしかありません。

 

あまりにもその本に書いてある内容をコピーするような方法でしか対策してないとなるとそれは逆に問題となる可能性もあります。その本に書いてある内容しか答えられないということになると不自然になりますし、逆に毎回どの曲に聞いても同じ内容は帰ってくるようでは採用側としても不自然さに気がつくでしょう。

 

その本に書いてある答えが絶対的な内容とは限らないため、極端に一つの方の内容にこだわると不自然さが出るということもあり気をつけたいものです。

 

その会社ではウケたかもしれないけど・・?

 

内定本に書いてあるような回答がその会社ではウケた、評価が高かったとしても別の会社で同じように評価が高いとは限りません。

 

実際には多くの業界、会社が存在していてその場所によって適切な回答というのは断ったりもするものです。一律に同じような回答をしていてはやはり適切ではないということもあるかもしれません。

 

たまたま作者は自分自身が面接を受けた会社で良い評価が得られたとしてもそれと同じ答えを別の人が話した場合同じ評価がでるかというと、それは怪しい部分があるように思います。

 

筆記試験と違って面接はその人次第というところがありますし、確実な正解というものがあるわけではありません。

 

また同じ内容を言ったとしてもその人の経歴が全く違うという場合同じ評価になるとは限らないからです。

 

最初から英語が得意でネイティブ並みに話せる人とちょっと英語を勉強した程度の人が同じように英語について聞かれた質問に対して答えた時に相手の反応がどうなるか、これが同じであるはずがありません。

 

勉強のことについて話すとしても出身大学が著しく優勝の大学の場合とそうでもない場合においてはその評価は全く異なるということがあってもおかしくありませんね。

 

本人のキャラだからということもある

 

模範解答が成り立つにはその人のキャラだからこそ成り立っているということもあるかもしれません。

 

同じ回答であってもその人の雰囲気であったり、見た目、経歴、他の面接での回答、その場の流れなどによって相手の反応というのは変わってもおかしくありません。

 

本人が体育会系のキャラだからその回答しても良いと認められるのであって、そうでない人が同じような答えをしても同じように受け入れられないということもあるかもしれません。

 

本で見ると同じ回答にしか見えなくても実際にはその場の流れが上手くなくては成り立たないようなこともあるかもしれません。その場に合わせた応用力が求められている場合もありますしそう単純に本に書いてあることを回答すればOKだというものではないでしょう。

 

中には時代に合わないものまである

 

内定本に関しては中には時代に合わないようなものまで書いてあるということもあります。これは作者の年齢がそこまで若くなく実際に就職活動したのはかなり前の時代であったという場合等です。

 

その当時はその回答で良かったかもしれませんが今の時代には合っていないことが平気で書かれている、今の時にそんな強気な回答をしたら企業はとても受け入れてくれない。

 

逆に今の時代背景から考えてそこまで愛社精神に溢れるような回答をするというのは不自然、もっと本音で回答した方が良いというようなものもあります。

 

あまりにも本に沿った回答となってくるとその答えは自分自身の本当の気持ちとはかけ離れた内容になっているかもしれないわけです。自分の本音と離れているのにその内容によって評価されるというのは本当に正しいのかどうか。

入社できるのであればまだいいかもしれませんが、そうではなく自分の本音と離れているのに落とされてしまったということであればそれは非常に微妙な話になってしまいますね。

また一見その会社の内定が取れたということでその会社の求めている人材と一致したように見えても、実際には無理して作られた回答をしていて本来の自分とは全然別の姿を見せていたということであれば入社してから後悔するということも出てくるかもしれません。

 

全てが自分の本音で自由に回答すればいいのかというとそれもまた違うところがあり入社するための戦略というところは当然あると思いますがただこのような内定本などのノウハウを信じて行動するのは危険だということです。

 

まとめ

 

今回は内定本のノウハウを使っての就職活動についてはリスクもあるし一概に信じてはいけないということについて話をしました。

 

内定本に書いてあることは 実際合理的だと思われるものも多いですし知っておいて損はないというものもたくさんあります。何も知らないで受けるよりは少しは本を読んでこういう対応方法があるという事例を知っておいたほうがいいとは思います。

 

ただ何であっても鵜呑みにしてはいけないということ、自分なりの解釈をしてしっかりと自分で紹介してオリジナルの対応ができるようにしておくということが必要となってくるでしょう。 

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